じしょう
やや

一人なら 寂しさなんて 感じない 時々激しい断捨離をする

春に頭痛 夏秋泣いて 冬に殼 外部刺激でたゆたう身

違えた道の先端に立つ カルマの最後を見届けるため

傷だらけの 腕に抱かれていた僕の 「愛」は君のと 少し違う

道なんて 生まれる前から決まってた 戦地に咲いた花と同じく

嗅覚が日に日に鋭くなってきて 母の姿がまぶたに浮かぶ

このまんま 誰とも溶けずに 生きていく 夏の夕凪 滲む汗


短歌 じしょう Copyright やや 2012-07-01 15:10:13
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