蔦 -ツタ-
藤鈴呼


今日は 疲れまつた
その使い方 大正解
大殺界は 越すに 違いない

時を 重ねれば
必ず 通り過ぎること
可能なのだから

通り過ぎた 日が 昨日
何て 素晴らしい響き

その言葉に 
熨斗をつけて ラッピングして
プレゼント しましょうか

そう 言いながら
上目遣いで 見上げた瞳に
未来の未知が 映るのでしょう

テレビでは デコレーションケーキ
のような チョコケーキ
みたいな 赤色ソースぶっかけた
美味しそうな 物体

そう 物体なんだ
期待は 気体に変わり
来たい なんて 言わなくっても
押しかけるなら ストーカー
だからね 気をつけなさいと
目を背けてた 茨の道

茨の痛みはね
触れてみなければ
感じられないのよ

出来れば 薔薇の方が
見たくれが良いなぁ
そう言いながら
見た暮れなずむ夕日 

なんて言うと
ピアノ演奏が聞こえて来そうだから
そっと耳を塞いで

そうなんです
泳ぐ瞬間は
耳を 塞いでないと イケマセン

余計な水が
入り込んで来ますからね
覚悟しなさい

それでもね
今日から 変わる
一本の途

人は 其れを
一途と 呼ぶのでしょう

一途に暮れた 思い出の恋路も
通り過ぎれば 未来への未知

満ち過ぎた 心模様を
開け放てば 
新たな光が 見えるから

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自由詩 蔦 -ツタ- Copyright 藤鈴呼 2012-06-14 00:37:58
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