天と地の間に
文字綴り屋 ひじり

いくら頑張って地面を蹴飛ばしてジャンプしてみても 

僕の指先より世界はやたらに高くて 

どんなに頑張って地面を掘り返しても

僕のつま先より世界はとんでもなく深くて 

両手を精一杯広げても

それよりもずっと世界は広くて 

世界は僕よりもでかい 

とんでもなくでかい 

寂しいような悲しいような気もするけれど 

やっぱり世界はこうでなくっちゃ 

僕よりも高いからこそジャンプするんだ 

僕よりも深いからこそじっと見つめるんだ 

僕よりも広いからこそ走り出せるんだ 

でっかい世界に僕はここにいるぞって宣言してやる 

僕の気持ちは世界になんか負けない


自由詩 天と地の間に Copyright 文字綴り屋 ひじり 2012-06-06 20:47:32
notebook Home