天と地の間に
文字綴り屋 ひじり
いくら頑張って地面を蹴飛ばしてジャンプしてみても
僕の指先より世界はやたらに高くて
どんなに頑張って地面を掘り返しても
僕のつま先より世界はとんでもなく深くて
両手を精一杯広げても
それよりもずっと世界は広くて
世界は僕よりもでかい
とんでもなくでかい
寂しいような悲しいような気もするけれど
やっぱり世界はこうでなくっちゃ
僕よりも高いからこそジャンプするんだ
僕よりも深いからこそじっと見つめるんだ
僕よりも広いからこそ走り出せるんだ
でっかい世界に僕はここにいるぞって宣言してやる
僕の気持ちは世界になんか負けない