恐怖
marux2
怖い
普段行きなれてる場所が急に別の場所へと変わり
流れるような動作に躊躇いが混じり
瞬きでさえ信用できなくなる
部屋中の明かりをつけては影に怯え
聞こえる筈のない息遣いに硬直する
冷蔵庫の音にまで誰かの悪意を感じ
今日に限って騒がない隣を恨む
何が怖いのだろうか
それすらも理解できずに身構え
嫌な汗をかきながらスクワット
ダイエット
そんなつもりはない
まだ三時
太陽に会いたいと願うのはいつ振りだろう
自由詩
恐怖
Copyright
marux2
2012-06-05 03:03:20