れんげ畑
草野春心



  きみの
  美しく長い舌の上
  一面に広がるれんげ畑



  雪どけの淡い水が
  陽を吸ってさざめいている



  僕は、そこで
  幾つかのたいせつな思いを
  しずかに天秤に載せた




自由詩 れんげ畑 Copyright 草野春心 2012-06-02 09:58:14
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