共存の灯火
朝焼彩茜色

なあ 君の世の為に
エキストラを上げて敬意を漂い停止する
風の膜の中へ

共存の灯火を優しく吹かし 虹を吸い込む

考えの終点はなしだ

なあ 木霊打つ脈に寄せて 
握れない 抱えもの その感触を描く
丸く丸く弧を二つ

共存の三角錐を透ける赤に ためらいの渦巻き模様

思考の闇はなしだ

なあ 時間の歪みに顔を入れずに
ただ思いもつかない若き無垢へ
再び 休息に暮れる

共存の土を返す凝りを和らげ 精神統一の息の根を
植えよう

光は握れない 抱えもの その感触を揺るぎなく
土に返す 

瞳で仕分けるんだ 感で耕すんだ

なあ 君の世の為に
一緒に遊んでやるしかできないが

一緒に遊んでくれるかい


自由詩 共存の灯火 Copyright 朝焼彩茜色 2012-05-28 10:30:10
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