所詮我が身は語呂合わせ
faik
かごめ
かごめ
篭の
中の
鳥は
いつ
いつ
出やる
夜
明
け
の
晩
に
かーごーめーかーごーめー
おまえの夜明けはいずいずこ
出やって向かうはいずいずこ
鶴亀何年我何年
おまえが生きるはあと何年
溜め息零せど日は昇る
溜め息堪えど日は昇る
時計の針さえ見限って
おまえ一人だ 孤独だね
ねんねんころりよおころりよ
ぼうや良い子だねんねしな
息も意気地も生き恥も
根こそぎ連れ立ちはよ眠れ
かごめかごめの篭の鳥
おまえのほんとはいずいずこ
おまえのひかりはいずいずこ
おまえは一体いかほどの
生くべき誇りを持っておる
かなしかなしきかごのピヨ
緩い鋼の檻のドア
押しも引きも蹴破りもせずに
虚しくそれを見てるだけ
かこめかこめよ皆囲め
明日には在らぬ命やもしれぬ
今宵のうちにバリゾーゴンを
たっぷり子守に歌っておくれ
ねんねころしよおころしよ
生ける屍 カゴノトリ
骨も拾わず 裏のおやまに
捨てましょか
ええ、捨てましょう。