This morning, We are,,,
南 さやか
きっと二人 それぞれの部屋から
同じ光を見上げてる
眩しすぎる夢を包む金の環は
初日の翌朝に見る夢のよう
甘い煙が立ち昇り 宙で交わって行く
すべてをさらけ出しても見えることのない
皮膚の向こう側にもうひとつ
流れる熱い河のほとりでは
すべての言葉が消えて行く
まるで未来の私たちみたい
真実を伝え合おうとする時
電波を外れた大切な音声の中でしか
伝わらない何かを 私たちはもう
知っていた
自由詩
This morning, We are,,,
Copyright
南 さやか
2012-05-21 17:02:44