日蝕
たにい

いのちのサーバーが天にある
それは雲の上で眩しく輝いていて
すべての生き物の情報は自動的に記録され保存されている

それはまた蓄えた情報を私たちに発信している
ふと胸が暖かくなって明るい気持ちになる時
それは受信しているしるし

あなたが他人と上手くコミュニケートできない時
空を見上げて両腕を伸ばし掌から気持ちを立ち昇らせてみよう
きっとその気持ちは天のサーバーを通じて相手に伝わるはず



自由詩 日蝕 Copyright たにい 2012-05-21 11:02:29
notebook Home