人間日和
なきり
いつか終わる世界で
いつか終わる鼓動を抱いて
そうして最後を知りながら
今日は確かに終わっていく
きっと意味がなくなったら
世界に捨てられるんだろう
だけど未だに生きているから
僕にまだ意味はあるんだろう
自分から無意味に成り下がる
そんな茶番は御免だから
意味が無くなるその時まで
休みたいと喚く心臓(ココ)を
疲れたんだと嘆く脳(ココ)を
錆びながら
駆動させていく
なんとなく日常は
非日常に侵食されて
いつの日か
日常に成り代わって
それに慣れてる自分に
嫌気が射して
それでも遺棄しようとして
息してる本日
人間日和