ビー玉上がり
朝焼彩茜色

シラフを求めている
どんな毒もシラフを求めている

エキセントリックをコントロールできなければ
若気に崇りめいた 下克上なんかせず
 直下に座り 解毒せよ

売られた喧嘩の値札を剥げよ

シラフを求めている
どんな毒もシラフを求めている

 生死をかけた毒見の味で
 表現のすべが5本で 打ちのめされるのであれば
 180度の転機なんて 夢の股を潜る夢さ

シラフを求めている
生真面目の面を被った 奥底に

曇りをちらつかせる 晴れの生死の息づかいよ
 直下に佇み 痛みを受け取る掌など もう再生できないくらい
 
 売ってしまった

非買の喧嘩に
何度も殴りつけた 崇りだった若気の
激飛ばす 非力の下克上

雑魚にため息 嘆きに微風にシカト吹かれ
ビー玉の土砂降りの破門を 神経だらけの皮膚で受ける

 如意できない人生を棒に振る

降り続ける ビー玉の破門

 如意できない つまらないプライドを振り落とす


草の匂いが濃く 神経だらけの嗅覚に貫ける
ビー玉上がりの草の匂い
破門上がりの草の匂い

煎じて解毒さす


自由詩 ビー玉上がり Copyright 朝焼彩茜色 2012-05-18 11:15:31
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