積み木
ジュリエット



何を信じればいいの

誰を信じればいいの

何を守ればいいの

誰を守ればいいの


何年、何ヵ月と時間をかけて
培ってきた友情も

たった1週間で
簡単に崩れた

まるで
こどもの積み木のように
色とりどりの思い出も
パンチ一発で
がらがらがしゃんと音をたて
ばらばらに壊れる


完全に道に迷った僕の
目の前に立ちはだかるのは
「愛」という名の積み木の壁


たった何ヵ月前まで
きらきらと輝いて見えた愛という感情は
今では重労働のようで


何を信じればいいのか

誰を信じればいいのか

何を守ればいいのか

誰を守ればいいのか



わからなくなった僕は
ひとつひとつ思い出を崩しながら

あんなに信じた「愛」さえも簡単に壊れてしまうのかと
小さくつぶやいた













自由詩 積み木 Copyright ジュリエット 2012-05-16 22:14:51
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