桟橋
永乃ゆち

桟橋を渡るバイクの後ろに乗っていた

水面が眩しく光ってた事だけ覚えてる

何処に向かうのか、何処かに帰るのか

独り善がりな寂しさと僅かな強がりと

それだけを持って呼吸していた頃の話


自由詩 桟橋 Copyright 永乃ゆち 2012-05-16 16:34:38
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