見ていた星
唐草フウ
くらやみを大きな箱でまっすぐ
ぐねぐねと 山越え
べっどたうん に 帰る
疲れた背中たちをみている
眼は うつむき 遠くを見てる
あきらかに この中に明るみはなく
ただ 徐行するのみの箱の中
こころに塵や煤が纏って
どうしようもないときは
どんなに空を更新しても
ただのくらやみにしか夜は見えず
わたしは眼をつぶる
星が見えるというしあわせ
月にてらされるしあわせ
夜は多種多様 ねむれなくてもねむくても
うつつに活用
さみしくてとてもさみしくて
よるがとてもさみしかった
とき
あなたも一つの星だった
たぶんみたことのある、