パルス
和田カマリ

千本の針が
神経に刺さっている
夜の訪れ

壁のクロスの中に
モジャモジャと
花が咲いている

誰もいない
夏の日の午後が
好きだった

大きな向日葵を
チョップでKILL

殺したのは
少年の時間


自由詩 パルス Copyright 和田カマリ 2012-05-10 20:05:39
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