駆け寄ったエレベーター
永乃ゆち
ある朝駅の自動改札に止められた
駆け寄ったエレベーターの扉は閉まった
君の部屋へはもう二度と入れない
全てを遠ざけて自由になったつもりだった
遠く遠く一人はじかれたのは僕自身だった
自由詩
駆け寄ったエレベーター
Copyright
永乃ゆち
2012-05-10 14:05:33