ルナセンスメス
朝焼彩茜色

ルナ聴いて あたしはメスよ 見上げてなんかいないのに
刺してこないで

ルナ聴いて あたしは好かないの 神秘過激な万月の花びらなんて
尖った爪に誤魔化しのネイルは効かない

 ルナ あたしはメスよ 筒抜けに 裂かないで万月の花びらで
 ルナ あなたもメスよ オスを呑み込んだ 神秘過激な万月のオス

万色に水と油をも溶かし 浮遊する 見返り求めず美月 裸の女神もきっと
シルクとレースを着飾りたくなるはずよ

その神秘過激に目が眩む 見上げてなんかいないのに

ルナ聴いて あたしはメスよ だから刺し殺さないで
ルナ聴いて あたしは好かない 呑み込まれそうで カーテンが追いつかない

 ルナあなたは 狂わないの?あなた自身の万月に同じメスなのに
 ルナあたしは 狂わされてるあなたの神秘過激の カーテンが追いつかない

 強靭な刺し殺すような生の眼差しに
 分厚い神経を貫き 水と油を万月で溶かした 不思議まがいなホルモンが・・・・・

 ルナあたしは あなたを好かない
  アンスージアムじみたツタンカーメンの様な
 ルナあたしは あなたを好かない
  アンスージアムじみたツタンカーメンが分泌される・・・・・

   眠れない
   眠れない
   眠れない

 鬱の中に穴を開け その中だけルナティックが住んでいる

 神秘過激なルナ
 まともな あなたを 見上げれない


自由詩 ルナセンスメス Copyright 朝焼彩茜色 2012-05-09 17:30:07
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