敷いてテクノ
朝焼彩茜色
テクノ 十分じゃないわ
もっともっと ハイヤーハイヤー
生身の音鳴らしのない
生身の手から造られた テクノ
十分じゃないわ もっともっと
ついて行けない ざわめきを纏め上げた
心に斬新な細胞を肉づけした テクノ
まだまだ行くのよ 十分じゃないわ
もっともっともっと higher higher
生身の音鳴らしのない
生身の手から 音の摩擦を巧みに使う 手裏剣
シンセの揺りかご
何人乗せても飛翔する
箱舟的 血のかよう手から造られた
音鳴らしのない テクノ
乗らずにはいられない
乗せずにはいられない
シンバルの瞬き 金属のオーラが粉と鳴る
うっぷんの永眠
本音の明るさ湧き水の中に
サングラスがついて行けないくらい 稲光砂利並に混じり
テクノ 弾け 異極も弾け もっともっと
本音の明るさ呼び覚ます
乗らずにはいられない
乗せずにはいられない
テクノ もう十分 もう十分
ついて行けない
赤道を掴まるこの手が求める情熱の汗に
滑りそうよ
テクノ もう十分 もう十分
ついて行けない
大気圏の波に サーフボードが無人乗り
大気圏の波に 浮き輪は土星を好む
乗らずにはいられない
飛翔するシンセの揺りかご
シンバルの瞬き 金属のオーラが見送る
手を振る 音の摩擦を巧みに使う 手裏剣