丸くおさめて
加藤

ただよう空気のようにここにいる
今の自分はただそれだけだった

決まり事に疑い持たず信じてきた
自分で考える事をしなかった
疑問を持とうとすると
何もかも驚く事ばかり

見えない何かが遮断して
どこで過ごせば自由になるのか
分からなくなってしまった

固まった自分 流れていく時間
信じるのは自由 でも悲しくはないか
いらない全部知らない

誰かの影にそわそわ
見られでもしていたら緊張して
言ってみたいんだ
ひねくれたように 歩いて行きたい事

しばられてしまって
悲しいぐらいだ ここにいるのに


自由詩 丸くおさめて Copyright 加藤 2012-05-05 22:11:37
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