出会ってしまったね
c

当然のように
瞼を閉じれば
まつげの先から
スカートの中まで
そこはまっくらな
宇宙と一緒で
わたしのスカートの中には
宇宙
冥王星も
氷の山も
そびえたって
太陽を恐れている

光っているのは
毎日パソコンの画面だけで
雷もろくに光ってはくれない
だ だ   惰性まみれ
だからわたしは想像するのです
昨日ながれた星にすむ
飴ばかり舐めてる友達のことや
今日うしなった子供のことを
想像しては
壊していく
そしてさらに分解していく
 そ
  そ   う
退屈だったのだ
自由すら
(だからいつも向かう先は



行先はきまっていますか
何処へ行っても
瞳はブルー
見えるものは
(現実なのだろうか
言葉に支配されて
動けないのなら
そこに意味はない
人に出会って
はじめて周波数を
重ねられるのでしょう
 だからこのまっくらやみに
 すこしの体温と綺麗な歯を
 放り投げてください
瞼をあける前に
きみと握手を




自由詩 出会ってしまったね Copyright c 2012-04-23 23:51:33
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