りり

希望は
あちらにありました

あの中へ
入りたくて

走って
走って
走って

でも距離が
縮まらなくて

きっとあそこは
居心地がいいんだろう

そう思っても
走り疲れ

周りに
溶け込みかけ

焦って
下を向きつつ

足掻いて
足掻いて
足掻いて

気付いた時には
希望は
あの中に溶けていました


自由詩Copyright りり 2012-04-23 20:57:05
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