病弱
eris

小さい頃から身体が弱かった

小学時代まで喘息で何度も入院
中学時代に内臓1コ無くし
高校時代に拒食症になり
社会人になってヘルニア手術を受け
今度は声帯をとらなきゃいけない

親は毎回こう言った
「代わってあげたい」
友が変わっても同じようなことを言った
「休めていいじゃないか」

言われる度に心が蠢いた
「ふざけるな」
代わってくれるなら代わってくれ
痛くて休めないんだよ

小さな僕の心は
汚くて重い感情に押し潰されそうだった

痛くて苦しくてつらくて
横になっても寝れないんだ
もがいて もがく
幾度と涙を流しただろう

それでもこの身体で頑張ってきたんだ

僕は病気と闘う
僕は自分自身と闘う
勝ち負けじゃない
弱い自分を
少しでも強くしたいから

ふんばって
歯くいしばって
生きていく

生きていく


自由詩 病弱 Copyright eris 2012-04-22 09:56:39
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