わくわくしちゃう
ヨルノテガム
メロン食べたいナ
ちくわの穴から何が見える?
おしるこの底から地獄が沸き上る
アノ人やアノ人も切腹して業火に焼かれないかナぁ?
ああ それからメロンが食べたい
貰ったメロンはさぞ おいしかろうナ
*
旅行カバンが寝てる ずっと寝てる
もうあなたの街へも あなたの街へも
行きたくなくなったんだ
どうかしちまったんじゃないか?
どうかしちまったんじゃないかと思う
こういうときこそ、ほんとうに旅行でもしたほうが
気が晴れるってもんだゼ
旅行かぁ そりゃ いいナぁ
そりゃ ずっと忘れられるゼ
*
嘘ついた
昨日 嘘ついた
その前の前の前も 嘘を
寝て起きて欠伸して、またそして嘘を。
苦しんでいるひとは今も
これが全て嘘だったら、嘘なんじゃないかって
生きて暮らしていると思う
大人は嘘が下手すぎる
心は折れまくっている
全て見透かして、また折れている
訃報さえ
何かの誕生、誕生の予感を感じさせる親しみを抱く
*
こおろぎや鈴虫の
あの静かな佇まい、夜の音色を想う春
桜の花々よりも日を照らす新緑の燃え上がる
若く荒々しいのが好きよ夏
クーラーや扇風機への恋が一気に冷める秋風
星座のお話を大きなお月様から奏でられ
雪で出来たロケットで会いに行くわと約束し
無重力の冬を
眠りながらの月旅行に当てるの
うん、そりゃいいかも 。
うん、おやつ ちょ――だい