青の世界
ソラノツバキ

僕の世界が青に染まる頃
終わりか始まりかを悩んで考える
あなたの風車はまわり始めたのか
あなたの風車はまわり終えたのか
想像が膨張して 空間が黄金色に染まっていく時
風は贈る 寒がりに暖かい風を
風は贈る 暑がりに涼しい風を
時にすばやく
時にゆるやかに

僕の世界が青に染まる頃
広すぎるベッドでひとり悩みこむ
強すぎず弱すぎず吹く風になりたいと
たったひとつの風車さえまわせればと
風は吹く 全てを越えて旅をする
風は戻る たったひとつの風車に
心の中で描く円にあなたが気づいたなら
あとは見えない風があなたを包むだろう
終わりも始まりもなく
ひたすら包んでくれるだろう


自由詩 青の世界 Copyright ソラノツバキ 2004-12-05 03:12:18
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