9月の恋
c


軟弱な下心が充満する
とれかけたパーマの匂いを
舐めながら目をつむる
背ける
(皮膚は1つにつながっているからね
触れられるのは恐ろしいこと


夕方の友達と、ヒマワリと、煙草を探しに
でかけていくふりをして
流れでてくる汗を永遠とみていた
(共犯者はいる
SNSでは垂れ流しの言葉を
もったいないとは言わない
けれどみんな共犯(((黙秘
秘密警察にばれるのを恐れて
そっと暗号を残しているのを
夜の友達は知っているだろうか


ひとり
ならいいのに
僕を言葉に閉じ込めようとする
君は僕の手を握りながら
(決して一つになんかなれないのに
下心を垂れ流しているね
拾ってあげないと決めたのに
君がたちあがれば
僕は迷わずついていってしまうね

あつくるしい
その他大勢を
綺麗に無視して






自由詩 9月の恋 Copyright c 2012-04-20 00:14:28
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