もうひとつの土用の丑の日
花形新次
夕べスタミナが切れていたんだよ
彼女のことを待たせ続けて
ダブルベッドの上で
彼女しらけてる
俺はあせって自分でしごいた
息がつまるほど
股間に顔うずめて
指と舌だけで何とかごまかしてみる
ただ週に一度の彼女との時を
成功させるために
俺は生きてる
もうアレのことは忘れてしまいたい
俺は年老いて
自分のモノを
元気にさせる何かが
この街のどこかに
存在するようには思えないんだ
WOO
口でして
Ha WOO
たたせて
たたせて
アレをしたあと
屈辱と悲しみ
ふたつの想いに揺れ動いている
俺を軽蔑する彼女の視線が
いつも俺を萎えさせてしまう
明日スーパーに行こう
折り込み広告にあった
大特価うなぎを買出しに行こう
この週末の夜の俺に期待してくれないか
たとえ最後に愛想尽かしても
WOO
胸でして
Ha WOO
たたせて
たたせて
中学生の頃
俺が処理してた回数
もう少しセーヴしておくべきだったのかもしれない
ただ、いまさら後悔してもしょうがないから
最後の手段は薬を飲むよ
最後の手段は道具を使うよ
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パロディ詩