散り
marux2
ひらり
はらり
風に舞い
アスファルトを埋め尽くす
薄桃の花びら
陽の光りが白く
私の頬をかすめて
もう緑に変わる枝から
ひらり
はらりと
落ちていき
靴とタイヤと雨に打たれ
美しいから汚いに
この桜のように
来年は咲き誇れるだろうか
汚れた花びらに埋もれながら
私は青い空を見つめる
自由詩
散り
Copyright
marux2
2012-04-16 02:45:22