三角柱
藤鈴呼

打電した 文字の 拡散、
光 満ち溢れ 三日月を 照らす

サラバ
その光は やはりLEDで 眩いばかりか

放電しなければ ならないくらい 
強い光なのか

称え給え 拾うのは 電球じゃない
勾玉の隙間に生える 一輪の花

確認しただろう 山際の 南天は
もう 血の色を 呈して いるのだから

世界が 三角柱に 戸惑ったとて
構うまい

雨の音ばかり 溢れ
雨の粒に ばかり 当たれ

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°


自由詩 三角柱 Copyright 藤鈴呼 2012-04-16 00:39:45
notebook Home