曇り空の空気感
kauzak

湿った空気
それはイメージだけのもの
なのかもしれない
けれど好きなんだ

曇り空のもと
太陽を見失ったまま生きている
それでも十分すぎるくらい
明るいのが不思議で

どこから来るのか分からない

に包まれていると
自由に動けるような気がして

無防備に歩いていく
街の中を
こんな日こそ
蒸発するのにふさわしい


自由詩 曇り空の空気感 Copyright kauzak 2012-04-15 23:16:03
notebook Home