春のテーマ
唐草フウ
花びらたちが役目を終えてきみへと流れ出す
きみから涙は出ないのに
あしもとには戻らないため息の砂塵がしみ込んで
希望が小さい竜巻のよう わたげのよう
くるりくるりのてーま
空けた球体のなかを
透明な約束がただよう
あたらしい絶望が鳴く
きづいて
きづいてる
それでもいい
それがいい
かわらないもの たくさんきっとあるよ
かわっていくものを歩いている中に
かなしいかい
いとしいかい
自由詩
春のテーマ
Copyright
唐草フウ
2012-04-12 18:33:43