aiという音素
梅昆布茶
コトバは音声と意味を結びつけるしくみの総体である
コトバの本質は意味を伝達する道具
それはぼくの頭の中の愛という概念を体の生理的機能にしたがい
aiという2音素の物理的波動に変換してきみの鼓膜を震わせる
それはきみの聴神経を刺激してたんなる生理的信号でしかないaiは
きみの脳に知覚され
そして不思議な空間をとおって愛という意味に認識されるのだが
果たしてきみのシナプスが火花を散らして飛び越えた奈落には
愛のさざなみが心地良い調べを奏でていたものか?
全世界の愛から抽出された単語としての愛はエロスでありアガペーあるいは慈悲の衣を纏って
さまざまの生理的振動数と色彩と音調で救済を謳うのではあるがしかし
メル友も含めて5人もボーイフレンドが出来ちゃって忙しいの…(爆笑)
おたがいに頑張りましょうね
なんてメールを寄こすきみの気がしれないのだけれど
コトバが有益な道具として機能する為には話し手の表そうとした(爆笑)が
聞き手にも(爆笑)と理解されねばならないのだが
往々にしてそこには多少の齟齬が生じがちであろう
未だ彼女からのいつも通りの不可解な記号の列をながめながらも
平穏な日々を送っている昨今である