あんたへ
田園
なああんた。
私を舐めてるだろう。
なんで舐めてるんだ。
怒ってない。
ただ知りたい。
私のどこがきにくわない。
あんたのどこにひっかかった。
私はあんたが知りたいんだ。
人間には上も下も無いと思うんだが、
あんたは私を下とみているね。
それでかまわないんだが…
あんたが知りたいんだ。
上のあんたでもなく、
下のあんたでもなく、
等身大のあんたがすごく知りたい。
あんたは何に喜ぶ。
あんたは何に泣く。
あんたは何に怒る。
あんたは何を持っている。
あんたと対話がしたい。
それすらも嫌悪するか?
でも私は、
あんたに会ってみたい。
そんな気がしてならないんだ。