生きたい
森未

おしつけがましい
きぼうが
わたしのみらいを
とかしていく

せまいへやでいいの
あたたかいひのひかりを
すこしだけください
そうしたら
それだけでいきていけるの

あめのひの
おとがすき
まどにしたたるしずくがきらきら
あがったらみずたまり
あさひにはんしゃする
わすれてはいけないのは
きっとそういうこと

あたりまえのきぼう
ないわけじゃあないの
おいかけてくる
せまってくる
わたしがほしいのは
そんなんじゃあなくて
わたしをしってくれますか
あめがすきなわたしを
すきになってくれますか
まほうがつかいたいわけじゃない
おかねがたくさんほしいわけじゃない

あながいて
わたしがいて
だれかがいて
やさしさをあたためて
いきていきたい
それがせいぎただと
あたりまえだと
におうだちするゆめやきぼうに
がんじがらめにされずに
ただいきていきたい


自由詩 生きたい Copyright 森未 2012-04-08 19:15:14
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