臆病
ジュリエット



君は不器用だって
全部君のせいにしてきた

でも
ほんとうに不器用なのは
私のほうだったんだよ

私はいつだって
「愛される」ことが
最優先

君に愛してほしくて
「安心」のために愛の言葉をつかう

君がほんとうに好きだから
「愛されたい」

だけど
君を心から信じられないから
無理矢理に
「安心」しようとするんだ







ばかだよね

あんなに君が好きだって言ってくれても
まだ君をほんとうに信じきれない

いつか
好きなわけないだろ
なんて
君に言われたらどうしたらいいのって
いつもひとりで怯えてるんだ

笑っていいよ
ばかだなって
どこまで臆病なんだよって


強くなるよ
強くなるから

お願いだから

嫌いだって言わないで

ずっとずっと好きだから



いつか
いつか

君に私のすべてをまかせられるぐらい

ぜんぶ
ぜんぶ
信じたら

その笑顔で
私を褒めてね

臆病だけど
君といるときが
君の笑顔が
いちばん
大好きなんだよ















自由詩 臆病 Copyright ジュリエット 2012-04-07 08:34:51
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