解体
はるな


あらしの夜は
あついお湯と
指を五本ずつもちよって

がたがた言うガラスにまもられながら
解体した

そとは
だんだんしずかになって
わたしたちも
きちんとばらばらになる

部屋のなかで
ふたりきりで
あらしの過ぎ去ったあとで



自由詩 解体 Copyright はるな 2012-04-04 11:51:11
notebook Home 戻る