風ふいて
朧月

魂が泣くとき
私は平気な顔をしている
泣いたって
なんにも変わらないことを知っている

魂が泣くとき
平気な顔のだれかを探す
そのだれかの肩を
抱いてあげたいとおもう

だけど
平気な顔のだれかを
みつけてもそっと
がんばれよと心で
おもって通り過ぎるだけ


自由詩 風ふいて Copyright 朧月 2012-04-04 07:43:36
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