いちご畑でつかまえて
梅昆布茶

僕たちは生きてしまっているのでいきていたくはないのです
ウェディングドレスはすぐにその役目を終え次の花嫁はいません
君は花嫁の投げる花束を待つように死ぬまでまっているの?

エリナーリグビーは教会の結婚式のあとのお米を拾って夢の中で生きるのさ
ドアのそばの瓶にしまった顔をつけて窓のところで待つそれは
だれのための顔か?

町の道具屋では生きるための道具が陳列棚で僕達を待っている
稼いだGOLDしだいでゲームは変わってゆく
神父の祈りや雷の槌や回復の呪文をたずさえて
僕たちはダンジョンで戦闘に明け暮れるには愛に満ちすぎてはいないか?

少女の赤い風船は風に吹かれて地球の緑の丘を見降ろして
地上の移り変わる地形を3Dでシュミレーションしてゆく
それともジュールヴェルヌの夢の気球にのって
地底湖をさがしにゆくの?

きみを連れて行きたいの
いちご畑へね
すべてが夢の時間
あくせくすることもない
永遠のいちご畑
誰が待っているのかな?

エリナーリグビーは埋葬され忘れられ
葬儀には誰もこない
マッケンジー神父の言葉さえも
彼女には聴こえない

すべての孤独は何処から来るの?
何処へ帰るの?







自由詩 いちご畑でつかまえて Copyright 梅昆布茶 2012-04-01 04:11:15
notebook Home