挑戦朝顔
marux2

咲き誇れない午前4時の顔



と俯くだけの日々
天井を仰ぐだけの日々
視線をそらす日々

寝起きで浮腫む午後4時の顔
沈む太陽
輝く星
誰もが眠るのを
息を殺して待つ日々

口を閉ざし
時折その端を
にい
と歪ませ
笑顔とも呼べない笑顔で
太陽が昇るまでの時を過ごす

もう何度も挑み戦った朝の顔
同じような形をした生き物のように
目を開き
耳を傾け
口を開き

おはよう

ただそれだけの言葉を紡げずに
日の出と共に嘔吐し下し
暗闇へと帰る


自由詩 挑戦朝顔 Copyright marux2 2012-03-30 16:15:38
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