自立する親父
梅昆布茶
今さらその年で自立もないのではあるが
おやじなりに家族やら仕事やら北政所のご機嫌をとったりの
相互依存の日々を懐かしくおもいだすのであった
自立する以前にまず家族からほっぽり出されてしまったのではあるが
いまだに独立の旗を離さずにいる様なお馬鹿なのである
つい先日まではちょっと恋愛気分の
気持ち悪いおやじであったけれど
その実力どうりまた敗戦を重ねて今シーズンも期待薄らしい
人並みに生きる辛さを嘆じたりはするけれど
基本的にはのーてんきなのだが
人間の執着心が行きづらさや哀しみの原因ではないのかと最近思っている
物や人や移ろい易い事象にこだわっても自分で自分の檻をつくるだけ
わかっていながらあの娘の檻にだけは入りたいらしい
ほんと馬鹿はなかなか治らんのー
自由や幸福は排他的な束縛のなかにはないのでしょう
生まれてから死ぬまでに僕たちは身の廻りに様々なものを集めますが
頼りになるのは自分だけなのですね
自分のなかに灯るともしびがどういうものかはわかりませんが
それは孤独や追っても逃げる幸福や自由の問題やらと
何だか深くかかわっている様な気がするのです
おやじのあたまは単純だけれども
どうやらおやじの自立は何か無駄なものを削ぎ落として
真の孤独に親しむ辺りから始まる様にはおもっています
おやじの自立はまだまだこれからなのですね