一緒に
ジム・プリマス

彼女と散歩した
散歩の後、お茶した
彼女が一緒にいてくれて嬉しかった
彼女が一緒に微笑んで嬉しかった
一人じゃないというのはいいことだ
暖かな陽だまりの中にいるような幸せ
ずっと探し求めていたものが
こんなに当たり前に
こんなに身近に実現するとは
思ってもみなかった
偶然なのだけど、部屋まで隣だ
こんなことってあるんだな
部屋が隣で嬉しいと言ってくれた
うまく眠れないと言ったら
ジャスミン茶をくれた
代わりに携帯灰皿をあげたら
とても喜んでくれた
彼女との時間をもっと大切にしたい
世界の果てで、初めて出来た女友達
僕のこころはなめらかに動いてゆく
凍てついた想いが溶けてゆく
いびつに固まっていた想いがほどけてゆく
彼女と一緒にいるだけで癒されてゆく
今までのことを思い返してみると
随分、酷い目にあって
随分、惨めな思いをしてきた
幸運の女神が運んできた僥倖
どこにもいかないでうけとめていたい
早春の空に写る確かな夜明け
明らかな落日を受け止めて
確かな幸せの予感の中を歩いてゆきたい
君と二人で
一緒に





自由詩 一緒に Copyright ジム・プリマス 2012-03-26 05:50:03
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