色葬の部屋
吉岡ペペロ
カーテン越しに白かった光が、いつのまにかに黄ばんでいる。
もういちど見やると、黄ばみはもう失せていて、こんどは青みがかった灰白色になっている。
そこにはオレンジやピンクが、影のように滲んでいる。
そとはもうすっかり薄暮だ。
見えないお空でカラスが鳴いている。
七ツの子がまつお山に帰るのだ。
それを色葬の部屋で聞いている。
見えないお空でカラスが鳴いている。
カーテン越しに白かった光が、いつのまにかに黄ばんでいる。
もういちど見やると、黄ばみはもう失せていて、こんどは青みがかった灰白色になっている。
そこにはオレンジやピンクが、影のように滲んでいる。
そとはもうすっかり薄暮だ。