こんな記事を新聞で読んだ
アフリカ・ギニアの森で
野生のチンパンジー11頭に
普通の餌「アブラヤシ」と
普段は手に入らない旨い餌「クーラ」を与えて
食べる行動を観察した
「アブラヤシ」の場合は
仲間同士で分け合って食べたが
普通の餌の中に「クーラ」を少量を混ぜたら
両手と口で「クーラ」だけを確保すると
チンパンジーは二足歩行で
仲間から離れた場所へ移動して
木陰に隠れて一匹で旨い餌を食べていた
その時 チンパンジーは
旨い餌「クーラ」をより多く運ぶために
両手が使える二足歩行になったのだという
旨い餌の場合は二足歩行の頻度が四倍にも増えた!
どうやら
これが猿から二足歩行の人類に進化した
直接的な動機ではないかというのが
人類学者が唱えていた仮説だった
要するに人類の先祖は仲間に隠れて
旨い餌をこっそり食べようとする
「意地汚い」根性から
二足歩行という進化を遂げたということになる
なんとも恥かしい進化理由ではあるが
食べ物に対する執着=生命欲
と考えればこれは逞しい限りである
そして 私は冷蔵庫に隠して置いた
最後のシュークリームを
家族のいない時間帯を見計らって
こっそりと食べている
これも「意地汚い」猿のDNAを受け継いだせい?
(表紙はフリー画像素材 Free Images 1.0 Jesus Presleyよりお借りしました。
http://www.gatag.net/)