Sugar water
そらの珊瑚
とうきびをかじる
ささやかな甘さが
舌をとらえて
愛撫する
脳神経へと伝わって
それは幸せな記憶になり
藍のリボンがかけられる
目印、として
シナプスは電気信号をおくる
わたしは
一体アナログか?
デジタルか?
コンセントがあればデジタルだろうか?
誰かに
つながるコンセントが見当たらない
どうにもならない
長い夜
蛍をはべらし
お酒ではなくて
砂糖をなめる
そして
リボンをほどけば
少しだけ
眠れるような気になってくる
眠れたような気になってくる
自由詩
Sugar water
Copyright
そらの珊瑚
2012-03-23 09:36:55
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