先生
カチキ

そこそこ空いてる車両に乗って
ドアの前に立っておっきいため息ついたら先生があぐらかいて出てきた

ぼんくらとヤってしもたらぼんくらがうつるんやで
愛のないSEXするときはお金もらわな
金だせへんやつはぼんくらやで
つまりぼんくらは愛もあれへんし金ももってへん
まっとうなやつは愛を装うかSEXのために働きよる
ぼんくらに限って自分を正当化しようとごにょごにょ訳わからん事言いよるけど
そないなもん自分のことしか考えてへん
つまりぼんくらは愛もあれへんは金ももってへんし自己中心的なやつや
なにも小さけりゃ器も小さいいうてな
落語好きやろ
与太郎はぼんくらやけど愛嬌ある
あいつは賢いからぼんくらのふりしてるだけや
でもどうやらそいつはほんまもんのぼんくらやな
落語は全部許してくれるけどな
アホもかしこいもきちがいも
与太郎は愛せてもそのデブのぼんくら許せるか
きみ落語になれるか?

なれませんて言おう思ったら西中島南方の駅ら辺で流れる風景に先生は消えてしもた
帰り道にぼんくらのぼんくらがうつってる気がして全部吐いた
デブのぼんくら頭の中で切腹させて先生の好きやったずんだ餅食うてちょっと笑てみた



自由詩 先生 Copyright カチキ 2012-03-21 02:29:33
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