順逆 二十五門あり
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東京にいた頃から中華料理を頻繁に食べていたのは、割と安めの定食があるから、と、一人で入っても気兼ねのあまりしない店が中華料理屋に多かったからで、今日も、むーすーろーを食べた。
きのうは春巻きと焼きそばだったけど、今日は焼きそばとむーすーろーにした。
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ところで皆さんは漢詩戯訳という遊びをご存知ですか!?
漢詩を書き下し文で読んでも、文章が硬くて理解できないし、そもそも読んでいても調子が取れないよね?
詩とは字面だけのものじゃなくて、読んだときの調子のよさが非常に重要な要素である、って思うんだ。
そんなときは中国語本来の発音で読むべき、という人もいるけど、そもそも一般人にはそんなことは出来ないよね。
だから、中国語ができなくても、漢詩を調子よく読む方法を教えるよ^^!
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静夜思 李白
牀前看月光
疑是地上霜
挙頭望山月
低頭思故郷
寝床に光 差すさまは
霜の地上に 落つがごと
頭挙ぐれば 山に月
山は故郷を 思わしむ
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このように漢詩を七五調にすれば、意味も取りやすいし、拍子もよくなる。
井伏鱒二の厄除け詩集のようなもの。
老後のひまつぶしにはぴったり。
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昔、松平千秋の文章を読んでいたら、「手軽にできる楽しみとして、古典の暗誦がある。仕事中の暇なときでもやってみるとよい」というような主張があった。
古典に特別な力があるとか思いすぎだと思う。本は面白いから読むので面白くなかったらよまなくていいし古典を暗誦するとか面倒すぎると思った。