春は桃色草原の冷たさ
灰泥軽茶

暖かくなったなあと

ごろりと

ねころぶと

ひんやりつめたい

でもなんだか新しい布団にくるまるようで

このままでいい

桃色の風が

そのうち温めてくれるから

肌色体温がみるみる桃色

にやけて

くすぐる

こそばゆい春


自由詩 春は桃色草原の冷たさ Copyright 灰泥軽茶 2012-03-09 02:56:04
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