おかえり
朧月

うまれそうで
うまれない
言葉たちが息づく
まっている時間は
永遠のようにながい

水たまりを手で
かきまわすように
冷たい波紋をよびたくなくて
また無口になる

刃のような言葉を
もってる私だけれど
震えてかえる君のために
優しい言葉を紡ごう

おかえり のたった4文字に
勝る言葉を知らない
あなたへの想いをぜんぶ
こめて伝えたいよ



自由詩 おかえり Copyright 朧月 2012-03-05 22:56:14
notebook Home 戻る