いちごジャム



フランスパンの上を滑るジャムが

すごく輝いて見えた朝だった。



泣いていたからではない。

太陽が特別キラキラしていたからだ。



未完成で中途半端な私を

飼いならせない貴方は可哀想。



貴方の心臓の脈打つ音が

私のいのちのリズムを刻む。



愛しているだなんて聞きたくなかった。

どうせ明日も会えっこないんだから。






自由詩 いちごジャム Copyright  2012-02-22 00:59:57
notebook Home 戻る