君が何かを決める時
凪 ちひろ

ひらりひらりと舞い飛ぶ運命
ふらりふらりと舞い遊ぶ夢

決意をするときはいつも一人

夕焼けに包まれた川べり
ザーザーと雨の降りつける高架下
オリオン座の輝くマンションのベランダ

迷うことに疲れた瞳は
やがて一つの答えに辿りつく

正しいとか 間違いとか
現実とか 理想とか
幸せとか 不幸せとか
自分勝手だとか 優柔不断だとか
そんなことには全く知らん顔のした
「答え」に辿りつく 

そして
心が静かになった瞬間
目の前に広がる世界は
ヒュッと美しくなる

まるでずっと前からそこで
君を待っていたみたいに


自由詩 君が何かを決める時 Copyright 凪 ちひろ 2012-02-20 23:09:11
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