大宮駅にて
梅昆布茶
なんど僕はここを通過しただろう
福山の彼女にあいにゆくときも
飲みすぎて京浜東北線で横浜までいってしまったり
そんな街にきょうはいる
ロフトの6かいにある島村楽器でギタレレを買ってしまう
またギターがふえてしまった
ルミネを探検してアルシェにゆきソフマップで中古パソコンをみる
おおみやは変貌してゆく
土曜の夜はぼくの空手の師匠の龍之介が南銀のカフェで歌っているし彼はレゲエシンガ−
東急ハンズで怜ちゃんとなつえさんのストラップをつくる材料を買う
嫁に来る鶴姫は子宮が痛くて入院してしまうし夏絵嬢は追突された後遺症で背骨が潰れている可能性があってかんたくんの授業参観のあとMRIをとるのだそうな
僕の孤独は生まれつきなのかもしれない
だから誰もわっかってはくれない痛みを詩にするのかもしれないな
雑踏のなかの自由と孤独をかみしめにきっと来たのだなこの街に
政治の不毛は別にして佳い国だとおもえる
ナック5の流れる街で僕は愛を思う
姉の処へ行きたがらない母と4人の子供たちと嫁さんと暮らすのだな
それもいいもんだね
ぼくは変貌してゆく静かに深く
そして行き着く先は愛
ひかりとひとに満ちたこの街のようにね